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黒にんにくの歴史

黒にんにくの歴史は日本から始まった

黒にんにくを開発したのは2003年三重県が発祥と言われています。

 

しかし英語の文献によると2004年韓国のキム・スコット博士が開発し、のちに2008年にアメリカのカリフォルニアに紹介され、こうして世界的に知られるようになったと書かれています。

 

開発されたのは日本ですが、欧米に広まったのは韓国からと言えるかもしれません。実際に韓国では黒にんにくは非常に有名な栄養食品で、欧米でもたくさんの黒にんにく関係のサプリメントが売られています。

 

日本ではにんにくの約70%が青森県で生産されていますが、黒にんにくは2005年までは三重県だけで生産されていました。しかし、2006年頃から青森でも黒にんにくの研究開発が進み、2008年に設立された青森県黒にんにく協会やその他各所にて売られるようになりました。

 

黒にんにくの歴史

2006年に出された元弘前大学医学部教授の佐々木甚一氏による研究結果によると、黒にんにくエキスをがん細胞におかされたマウスに投与した結果、半数のがん細胞が消滅、残りは半減したという報告で、大きく新聞に掲載され、その後黒にんにくは一躍ブームとなりました。

 

今では全国的に売られるようになり、黒にんにくそのものやエキスを抽出したサプリ、黒酢や卵黄と混ぜたり、高麗ニンジンエキスを配合したり、いろいろな栄養補助食品が出されています。

 

古代から栄養価が注目されてきたにんにくですが、「黒にんにく」としての歴史は始まったばかりです。これから益々期待が高まっていく注目の食品と言えるでしょう。

 

にんにくは古代から欠かせない食材だった

にんにくの原産地は中央アジアと推定されますが、すでに今から5000年以上前の古代エジプト王国で栽培され、薬として利用されていた記録があります。紀元前3,750年頃に造られたとされるエジプトの王墓から、9個のにんにくの粘土模型が発見されています。

 

黒にんにくの歴史

また、ギリシャの歴史家・ヘロドトスの著書「エジプト記」には、紀元前450年頃にエジプトを旅行し、ピラミッドの上に刻銘された象形文字に、「ピラミッドの建設に従事した労働者が大量のにんにく、タマネギ、ラディッシュを食し、これらを購入するために高額の銀が支払われた」と記されていたとあります。

 

にんにくは、労働者たちの貴重な体力源であり、またけがをした際の傷口の治癒や食中毒、腹痛の治療など医療面でも使われていたと思われます。

 

紀元前1,500年以前に書かれたとされる、世界最古のエジプトの薬物治療書「エベルス パピルス」によると、にんにくについて22種類もの利用法が紹介されており、
感染症や疲労・衰弱、神経系の病気、循環系の病菌などの健康作用が記されていました。

 

他にも古代文明のバビロンの空中庭園で栽培されていた記録がありますし、ローマ帝国では遠征に出かける兵士たちの体力維持に用いられていたようです。

 

さらにペルシャ帝国では王の食卓に毎日にんにくが出されていたとの記録があり、シルクロードを通って中国にもたらされたにんにくは、紀元前2世紀ころから活力源として欠かせない食材になっていました。

 

日本でのにんにくの歴史

にんにくは、日本には中国から朝鮮半島を経て西暦4世紀頃に伝わったと言われています。
「日本書紀」によると367年には百済が日本に帰服したとされているので、この頃日本に持ち込まれたと考えられます。

 

現存する日本最古の歴史書「古事記」(712年成立)や源氏物語(1001年文献初出)、万葉集等にもにんにくについての記述があります。しかし当時は食品というより香辛料や薬、強壮剤として使われていたようです。

 

平安時代に編纂されたとされる日本最古の医書「大同類聚方」や「医心方」には、悪寒発熱を伴う症状への処方や脚気、風邪、虫さされをはじめ、多くの症状への処方が書かれています。このころは蒜と呼ばれていて、にんにくと呼ばれるようになったのは室町初期以降のようです。

 

その後中世にはヨーロッパでも研究が進み、20世紀には臭いのもと「アリシン」が解明され、にんにくの効能についてより知られるようになりました。さらに食の国際化が進み、日本でも薬用だけでなく料理に利用されることが多くなり、今に至っています。

 

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